このツールについて
この無料の PDF→Excel 変換ツールは、PDF内の表を見つけ出し、本物の表計算ファイル、つまり .xlsx ブックまたは .csv ファイルに変換します。行と列はツールが判定します。ダウンロードする前に、検出された表が画面に表示されるので、何が手に入るかを確認したうえで進められます。
すべてブラウザ内で動作します。PDFがサーバーにアップロードされることはありません。
主な機能
- ページの配置から行と列を自動判定
- ダウンロード前に表をプレビュー
- 次の用途に合わせて .xlsx か .csv を選択
- 1ページにつき1シート、またはすべてを1枚のシートに
- ページ範囲指定 — 表が2〜5ページにあるなら、そこだけ変換
- 手ごわいレイアウトのための列判定の感度調整
PDFの表が難しい理由(そして感度設定の役割)
PDFに実際は何が入っているのかを知っておくと、うまくいく場合もいかない場合も納得できます。PDFは表を保存していません。保存しているのは *「ページのこの位置に文字 1 2 3 を描け」* といった命令です。目に見えるきれいな表は、丁寧な位置合わせが生み出した錯覚にすぎません。セルも行もなく、多くの場合は罫線すらありません。
そこでこのツールは、配置から表を組み立て直します。同じ高さにある文字の断片をひとつの行とみなし、次にページを縦に見て繰り返し現れるx座標、つまり多くの行が値を書き始めている左端を探し、それを列の境界として扱います。本物の表ははっきりと繰り返される境界を生みますが、普通の文章はそうなりません。
列の判定が調整しているのは、まさにこの点です。新しい列とみなす横方向の最小の空きをどれくらいにするか、という設定です。
- 細かく は小さな空きでも区切ります。別々の列に入るべき値がひとつにまとまってしまうときに使います
- 標準 はたいていの文書に合います
- 粗く は小さな空きを無視します。ひとつの列が2つに割れてしまうときに使います。単語の間隔が広い文章を含む列でよく起こります
最初の結果がおかしいときは、この設定ひとつを変えるだけで直ることが圧倒的に多いです。変更するとすぐに再実行されるので、3段階すべて試してみてください。
よくある使い方
- 銀行やクレジットカードの明細を表計算に取り込む
- 請求書や発注書を、合計を出せる行データに変える
- 報告書や学術論文からデータ表を取り出す
- 仕入先のPDFから価格表を移す
- 元の表計算ファイルがとうに失われた表を救い出す
使い方
- PDFをアップロード — アップロード領域をクリックするか、ファイルをドラッグ&ドロップします
- プレビューを確認 — 各ページの検出結果が下に表示されます
- 列が割れたりくっついたりしていたら、「列の判定」を調整して、もう一度プレビューを確認します
- 文書の一部だけでよければ、ページを絞り込みます
- .xlsx または .csv でダウンロードします
知っておくと便利なこと
- アップロードは一切ありません。 PDFは端末上で読み込まれ、表計算ファイルもその場で作られます
- スキャンしたPDFではうまくいきません。 ページが文書の写真である場合、読み取れる文字がありません。ツールがその旨をお知らせします。まず画像から文字を抽出をお使いください
- 結合セルや複数行のセルは、自動判定が最も苦手とするところです。2行に折り返されたセルは2行として扱われます。ページ上では実際にそうなっているためです
- 合計を確認してください。 組み立て直した表は、数値を信頼して使う前に必ずPDFと突き合わせて確認しましょう
- PDFが通貨記号や空白を含めて数値を書式設定している場合、数値は文字列として取り込まれます。Excelの*区切り位置*機能や、1を掛ける操作で数値に変換できます
- CSVは表を1つしか持てないため、ページは空行を挟んで縦に連結されます。ページごとにシートを分けたい場合は .xlsx をお使いください
- csv は BOM 付きで書き出されるため、Windows版Excelでもアクセント付き文字が正しく開きます
関連ツール
- ExcelをPDFに変換 — 逆方向の変換
- PDFを画像に変換 — ページを画像として扱いたいとき
- 画像から文字を抽出 — スキャンした表をまずOCRで読む
- ExcelをCSVに変換 — 表計算の形式どうしの変換
- 重複行を削除 — 取り出した表を整える